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世界を旅したあと日本で百姓に落ちついた。 こんないい田舎が残っている国が好きダナ。
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旬感Blog June 13,2008
昔の人に、時を越えた遭遇をする時


きょう、健康診断場所で5年ぶり位に

昔お世話になった中学校の先生に出くわした。

頭はかなり白くなり、いかにも彼と我が身が幾星霜も重ねてきた

ことを感ぜざるを得なかったが、中身は、お互いに若かりし頃に

出逢った時のまんま、何にも変わらず若々しかった。

会話を交わながら、修学旅行先の本部で二人っきりで話していた

当時の情景がよみがえってきた。


当時、彼は学年主任だったが、今や、小さいながらも一城の校長で

ある。

問わず語りに彼が「あと6年を残すばかりになりました」と残り時間を

告げた。

少しの沈黙の後、ワタシは聞いてみた、、、「先生、老後はどう過ごさ

れるおつもりですか?」、、、彼は考えてもいかなかったことをたずね

られた如く、一瞬きょとんとしていたが、「そうですね~」と言葉を継ぎ

ながら

「何もしないで、水だけ飲んで、過ごせればいいですかね~」ともらす。

行くところまで極めた教職公務員が何の欲もなく、むしろ厭世的な

くらいな感想を言うもんだと、少しくいぶかった。


「とにかく教育界にはもう携わらない、、、

たとえばシルバー人材センターとかで庭仕事のお手伝いするとか、、

ですね、、、そんなことをやれればいいですかね~、、、もう、うんざり

なんです~教育界には」と、、、、白壁先生はこんな水飲み百姓に

自分の校長という立場の威圧感も、年上の偉ぶった様子も微塵も

感じさせずに、そう吐露してみせた。






 

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