忍者ブログ
世界を旅したあと日本で百姓に落ちついた。 こんないい田舎が残っている国が好きダナ。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

この世の奥義

Dec.31,2005

とうとう半年ぶりに我が家の湯舟につかった。
アメリカのバカがいつまでもイラク戦争を続けているもんだから、そのつけがまわりまわって、日本の、山形の、我が家にまで回ってきて、灯油を節約するハメになった。近頃はやたらと何もかもが「ブッシュが悪い!お前こそ悪の枢軸だっ!!」って思える。
そんなわけでOyazは夏から、仕事を終えると、修行僧になったつもりで水で行水をし、気合を入れてきた。

半年ぶりに体を湯舟のなかで伸ばしてみる。
少しぬるめの湯の中に静かに肢体が沈んでいる。
百姓を始めて、なお引き締まった腹の皮をつまんだ。そのなかにヘソがついている。
飛鳥人の血を引く先祖代代とつながっているこのヘソを、不思議なタイムトンネルの入口だと今は思える。
そうしてちんぽこがあり、毎日16km自転車をこいでひとまわり筋肉のついた太ももがある。
しかし、わたしが死んだ時、この肉体は、鍋の水に浮かぶチキンのように、ただの骨と肉と皮のついた肉塊となり、無機質な物体となり、やがて朽ちて風化し、土に帰すのである。

雪道を歩いていくと葉を落とした並木が続いている。
その剪定もしない枝枝が何故かみな、円形に見える。
針葉樹は決められてもいないのにみんな円錐形を描く。
山々の木々もこんもりと弧を描く。
星も月も太陽も球にして周る。
この世界はある法則のもと時々刻々、規則正しくまわっている、宇宙も草木も。
この人間の肉体も。
どんな美人だとしても、やがてその皮膚はたるみシミができ黒髪が抜け落ちサレコウベとなって朽ち果て、やがて草花を育てる土となる。
この法則から誰一人、ひとっこ一人逃げられない。
だのに人だけが勘違いをしている。
自分だけは違う、自分だけは自分で立って生きているし、運転するし、世界旅行するし、食べたいものを食べるし、意見をもっているし、科学でクローン人間だって作れるし、宇宙にいって船外アーム操作だってできるんだって!

たしかに人は「善悪知るの実」:いわゆる、神のいいツケを守らず食べてはいけないとされていたリンゴを食べたので、楽園から追放された、と伝えられてきた。
「善悪知るの実」とは、人の考える智力・オリジナリティの自我・創造力そして心、のことである。これだけが、他の星と草木と動物たちには与えられていない、人唯一のものである。それを人だけに神はさづけた。その代わり、人はその神を認識することができなくなった。そうして、われこそは不老不死で、なんでも自由意志とこの頭脳をもってしてでできないものはないっ、て勘違いして生き始めたのだ。

人の寿命はたかだか7、80年。
この世の法則のなかにいられる間、神は本当は「おまえにはこうなってほしい」と親心で願っているのだろう?
お金持ちになってほしいってだろうか?
人を、よその国を蹴落としてまでも1番になれってだろうか?
自然をコンクリートとアスファルトで固めて一人一台自動車に乗って二酸化炭素でオゾン層にでっかい穴をこさえてほしいってだろうか?
そうしてみんな皮膚がんになって、バカになってしまったわたしのかわいかった娘息子たちよ、残念だが、もう滅びてしまえっ!て願っているのだろうか?


須川橋それから

Dec.30,2005

先日の投書:「須川橋」について、あれから1週間たった。そして実に律儀に、山形県庁より直々の、斎藤弘知事ならぬ管轄課長さま名の「上意っ!!上意でござるる~!そこなっ坊主、ズがたか~いっ!!」ってお返事が届いた。では、さっそく本文をご披露。


「現在の門伝橋【(註)Oyaz言うところの『須川橋』】は通常時でも歩道が狭く、特に冬期間においては、積雪及び車道除雪の雪により、歩道が埋まっているような状況で、歩行者及び自転車の皆様には大変ご迷惑をおかけしております。
 通常、歩道の除雪は、通学路を優先的に行なっており、当箇所については通学路でないため、これまでは歩道部の除雪は行なっていなかったところです。
 この度、ご指摘いただいたように、西公園が開園し、公園を利用する歩行者・自転車が飛躍的に増えていることから、門伝橋の歩道部も歩道除雪の対象路線とし、歩道部の除雪を行い、歩行者空間を確保したいと思います。
 なお、要望のありました転落防止柵・ネット等につきましては、歩道橋が完成するまでの仮設構造物として設置するものとし、構造の検討及び材料の手配がつき次第、対応したいと思いますので、ご理解願います。
 今後とも、県の道路行政にご理解、ご協力いただきますようお願いいたします。」

(以上が平成17年12月28日山形県土木部交通基盤課長 高橋 浩司さま名で届いた全文です。カラーリングは小生Oyazがしたもの)

 
それにしてもなかなかスッ早い斎藤県政の対応ではありませんかっ!?
25年ぶりの大雪で除雪費の補正予算組みも必至。またまた借金財政テンテコマイ、飛んで火にいる雪害対策大赤字だと言うのに。「一県民の聴くべき声は真摯にききますよ」って弘クンが言ってくれているようで、いいですね。勿論やっかいな稟議だとか決済だとか議決だとかのお役所巡回書類の果ての県費支出であるからして、防護ネットがかかるのは、あと2ヶ月もかかるのかも知れないが。そんことを思いながら、最後のサラミ工場出社のためOyazは、またテンコ盛りとなった雪の須川橋を歩いていく。

須磨久善とナマジマと

Dec.29,2005
あと2日でサラミ工場奴隷船のベンハーこと、非人間マシーンオヤズの任が明ける。もう数時間である。寸でのところでこの両の腕がきかなくなるところだった。
「ホント、きっついっす~っ!サラミ工場の<のし方>」
体力ばけものが根を上げる始末なのに、毎日何年も耐えている女工のオバさんたちのねばり強さには本当に頭が下がる。

さて、昨夜NHKのプロジェクトXの総集編を見た。きつい仕事がえりになおかつ雪道を歩いてスーパーまで行き・買い物し、、、Uターンして家の玄関にたどり着けば15cmの積雪だって、、、はたまた世のため人のため、、、気力を振り絞り雪かきをする1時間。

その連続する労働のあとに見たこの「プロジェクトエ~ックスっ~!!」。
あの尊敬してやまない天才外科医:須磨ヒサヨシが登場していた。
平成8年の放映だった。
日本で初めて肥大心臓病に直接メスを入れて切除する「バチスタ手術」を敢行した伝説の医師だ。
それもただの1地方病院の『鎌倉病院』の雇われ医者として。
番組名は「奇跡の心臓手術に挑む ~天才外科医の秘めた決意~」だった。
「神の手ですね」って司会者が須磨にふる
「いえそんな手ではなく、手術が成功して患者さんが治りますようにと、祈る祈りの手です。祈っているんです!」と、いい笑顔でそう話した。
92歳のキリスト者日野原重明サンとはまた違う、求道者のいい顔と言葉だった。

プロジェクトXのエンディングは番組初出演のあの中島みゆき。
番組のラストソング「ヘッドライト・テールライト」を生演奏で歌う演出だった。
この北海道生まれで一時期山形6中にも在籍していたという彼女には
代表曲の『時代』から始まり、大学時代の深夜番組DJで知ったおちゃめ、「わかれうた」「悪女」「ファイト!」そして今日のプロジェクトXのテーマソング「地上の星」までズッ~とつきあってきた。勿論、聴き手として。
昔からTV嫌いで、めったにTVに出ない彼女がこのプロジェクトの総集編の最後の最後に出てきた。
いまの今まで伏見工業ラグビー部監督山口良治や、ホテルニュージャパン火災の時に400度の熱風で爆発するファイアーの中から最後の一人を救出した東京消防庁「特別救助隊」隊長高野甲子雄、そして心臓外科医の須磨久善が出ていた、それまでの雰囲気とはまるでちがう雰囲気を持つ中島が出てきた。一見チャラチャラした髪と衣装で「ど~も~ッ!」って感じで場違いなヘンな女が入ってきたと思わせた。似合わない垂れ眼のニコニコ作り笑いする、頭のワルそーな空気を読めないちぐはぐさが漂った。ところが。歌い始めるとそれが一変する。チャラチャラとしたウエーブ髪にビーズの飾りをゆらゆらさせてNHK楽団をバックに、この中島が歌い始めると、その髪も衣装もニコニコスマイルもピタリとさまになり歌になった。やはり根っからの歌姫なのだ。話し言葉は「バカ」まるだしのうつけものなのに、
歌い始めると別人になり、人を酔わせる。
歌が彼女の表現手段なのである。
札幌で路上で歌っていた。
詩を歌うように。
自分の言葉で。
人の曲は聴かない。
そういう人、中島。

350年前1350年前4500年前

Dec.28,2005

世界最古の木造建築、法隆寺。木の肌のぬくもり・風雪に耐え1000年以上を生き抜いてきた生命力とねばり・そして飛鳥人の英知が凝縮された自然と人の一体となった1350年以上も前の日本建築物を、私たちは今も奈良県斑鳩の里で目にすることができる。

それに対し、見てくればかりに重きをおいて、ゴチャゴチャとおいらんのように飾り立て350年後には修復工事を始めなければならなかったのが日光の東照宮だという。

目を転じ、エジプトに飛ぶ。
カイロの街なかに親子三代といわれる3つのピラミッド:通称ギザのピラミッドが4000年以上たった今も存在している。石の正三角錐だ。

(コレクト倶楽部解説より) 
【世界最長のナイル川のほとりに誕生したのが古代エジプト文明。ナルメル王によって紀元前3000年頃統一された王国は、古王国時代に入り絶頂期を迎える。ギザ台地に三大ピラミッドが建てられたのは今から約4500年程前のこと。ピラミッドという名前は、ギリシア人が、自分たちの食べていたパン、ピラミスの形に似ていたことから名付けた。実は古代エジプト人たちは、昇るを意味するメルという名で呼んでいたという。ピラミッドは大きい順にクフ王、カフラー王、メンカウラー王のものと考えられているが、まだまだ多くの謎に包まれている。】

数学者秋山仁がこのあいだTVで正三角錐の不思議を見せてくれた。そのピラミッドのような紙でこさえた正三角錐を、どこからでもいいからハサミを入れきっていく。その切り離された紙のばらばらなパーツは、必ずジグソーパズルのように合わさる、のであった。ビックリした。

黄金律というのが存在する。
この世のすべてのものが “黄金律” と いう芸術的配置法則にしたがって存在しているのだとか。それを東北芸術工科大学で以前助手をしていた旧姓アベケイコさんより数学的に説明してもらったのだが、数学音痴なので内容は忘れてしまったが。

カイロ博物館に2度も行ったのに、とうとうツタンカーメンの黄金のマスクも、ミイラも、飾り立てられた棺桶も見る気になれなかった。副葬品の数々を見ただけで、あぁここは博物館ではなくお墓だって感じたからである。
王家の西の谷の洞窟をいくつも見た。ここに描かれた人物像も神の化身たちも楔形文字も、みんなはありがたがって芸術鑑賞でもするように見ほれていたが、あれもなんの感動も伝わらないつまらないものであった。王が死んでも永遠の世界に行きますようにと、南無阿弥陀仏を体中に書き込んでもらった耳なしホーイチよろしく、ただの呪文の絵巻でしかない。そう画家には見えたからである。


あくせく今日も金儲け日本人

Dec.27,2005

あと4日でサラミ工場の苦役も終わる。そして、あと5日であっと言う間の2005年という年も終了、ピリオッドだ。
人間というのは加齢とともに、殊のほか時が早く過ぎ去る感覚に変化してくるようである。昨日(月)が来たと思って生ゴミ出したと思ったら、たちまち(水)となり、(木)になり、アッと言う間にまた(月)になっていたりする。

殺人事件・列車事故・ひき逃げ・誘拐・大地震・自爆テロ・大津波・偽装事件、天災・人災は、悲しく、むごく、理不尽で、不条理で、何んでってことが、あまりにも多すぎる1年だった。
とりわけ自然や気候は人の素行の悪さがもたらす究極のシグナルであるかも知れない。
だから、人間がおかしくなったので、自然も気象もおかしくなったのだ、と思える。
「おまえたちが、自然にかへらぬ人工の化学物質の生活用具でゴミの山を築き、おかしな日常の食生活、それをもたらす農業や漁業、無駄な工場と車の運転・無駄なエアコンと重油・ガソリン・灯油の浪費の因果応報のツケが、ただおまえたちにまわってきただけの話だ」とあざ笑われているような気もする。

有史以来4000年、西暦で2005年の間、人は地球に生きてきた。
それがあと1000年もつのだろうか?と、脳天気な百姓Oyazでさえ悲観する。
日本も2005年の今年、初めて、人口の自然増減がマイナスに転ずるのがほぼ確実になったという。
結婚しない人々、子どもを創らない人々が異常に増えた当然の帰結である。年とともに老い・朽ちる人間の数に、新しく命を得・芽生える子の数がおっつかなくなった。

やがて支えきれない高齢者の年金負担が重すぎるから、子どもたちは全員バカバカしいって、掛け金を払わなくなるのだろう。
こどものいない学校なんていらないから、教師たちはお払い箱となり、先生もやっとハローワークという所を経験するだろう。
「俺たちの税金で何好き勝手やってんだっ」て、月30万取る名誉顧問は言うに及ばず、60万も70万もてめえの懐に入れてほくそえむ地方議員の先生たちに人々はそっぽをむくではおさまらなくて、石を投げ始めるだろう。一方で、年収2500万だぁ~って浮かれる何とかタイゾーをマネて国会議員に就職希望が殺到するだろう。

世界最古の木造建築:法隆寺の柱は1300年もった檜(ヒノキ)でできている。
北の柱には北に生えていた柱を、南の柱には南のそれを使っている。
一方から風が強く吹くところに立つ木は、枝を持っていかれないように反対側に踏ん張るのだそうだ。そういう自然の風雪に耐えて木には1本1本癖ができる。その癖を見抜き、適材適所に、材を使いこなした飛鳥時代の日本人がこしらえた1300年前の建築物が今日まで健在であることに、あらためて目を見張る。
姉歯とが木村とかのマンションとは大違いだ。

だが、その千年を越す檜はもう日本にはない。木曾にあるのでやっと450年。それでは450年しかもたないのだと。
檜というのは福島県が北限の木で、日本周辺の限られた場所にしかない木だという。
それはまるで優秀だった日本人という職人かたぎの美意識と機能そのものが、滅びゆく象徴のようだ。
日本はまちがいなく滅びるだろう、このままでは。
木曾檜とともに、もってあと450年。
なのかも知れない。

12月の大雪

Dec.26,2005

今から25年前のクリスマスイブに東北地方を大雪が襲った。その影響で福島県の郡山市や福島市、そして宮城県にかけ大規模な停電が起こり、真っ暗なクリスマスイブをすごした人たちがいた。そのうちの一人がカミさんである。

まだ二人が結婚をする前の年のこと。大学を出て、彼女は福島の梁川にもどり、小学校の臨時教員になった。ボクは鉄道員として米沢駅に赴任し、山形市とは比べようもない雪がのっしのっしと降り積もる米沢の、毎日の雪かきに辟易していた。

米沢駅はこのころ、小さいながら操車場があった。貨車の入れ替えや客車の切り離しや増結作業をする部署があリ、ボクはその一番下っ端に配属された。そこは言ってみれば駅の中の一番の3K「土方の飯場」みたいなところだった。一昼夜交代の勤務。夜中12時過ぎの夜行列車の作業を終え、しばし仮眠につく。3時半ごろ起こされ、ストーブの上に大きなアルマイトの鍋をかけ、そーめんやうどんの乾麺を煮るのもポッポ屋の三下の仕事だった。6~7人分をいっきに煮る。「乾麺が半透明になったらそろそろだがらなっ」て、自分よりも歳若い「先輩」にいつもどおり不親切におそわって過ごしていた。日中の貨車の入れ換え作業をするにも、始まりの打ち合わせで教えられる指示は1回っきり。それも専門の符牒言葉であるから、毎日、聞きもらさず、記憶するのが必死だった。間違えれば無人の貨車に、闇夜に轢かれてしまう、そんな危険と隣り合わせだった。「××っ!!な~に聞いてんだっ、このバッカヤローッ!!」なんて罵声がはたちそこそこの高卒のコバクサそうなあんちゃん「先輩」からあびせられるのもしばしばだった。そこを耐えながら、空いた時間、新書を読みまくって平均2冊読破していた23~4歳のころ。

あれから25年。ことしもそんなクリスマス寒波が日本列島を包み込んでいる。
新潟の津南町ではすでに2mを」越す積雪だとか。昨年の中越大地震、追い討ちをかけた大雪。そして今年も、またしてものこの大雪である。「なんで俺たちだけが・・」と地区の人々は嘆いていないだろうか。

「新潟市など下越を中心に、最大で約65万戸に及んだ大規模停電は12月23日午後3時すぎ、全戸で復旧した。22日午前8時すぎの発生から31時間ぶり。東北電力は23日会見し、短時間に10本の送電線で暴風雪により絶縁不良やショート(短絡)が起きたため停電が大規模、長時間となった、と説明した。」(新潟日報)

ヘンなニッポンジンと不思議なBook

Dec.25,2005

本当のクリスチャンは日本人の1~2割だろうか。
その多くのクリスチャンでもない日本人が何故か、
教会でウエディングドレスで結婚式を挙げるのが好きで、
聖バレンタインなどという聖人はバレンタイン監督以外まったく知らないのにバレンタインデーにせっせとチョコレートを買い込み、好きでもない人にまで義理チョコをあげ、
ジーザスクライストを信じてもいないのにシャンパン買ってケーキを食べて「メリークリスマスっ!!!」て気勢を上げる。
見てくれの雰囲気だけが好きなんです、
金儲けの商業ベースに乗りやすいカモなんです、なんでもいいから騒ぐの大好きなお祭人間なんです、ボクたちワタシたち!

学校に行っても、真理は教えてくれないので、行きたくない人は行かないでいいと思う。
日本の神様のことや動物や自然とのかかわりや人々の暮らしや考え方は『マンガ日本昔ばなし』を見ればいい。
人間の歴史やその馬鹿ぶりやこれから世の中に起きることは『聖書』に書いてあるから、教科書ではなく、まずこれを読めばいい。

『聖書』はもともと欧米人のものではない。
小アジアとアフリカが発祥である。
また、この世の創生から始まり、人間の誕生から堕落、救世主の殺害、使徒たちの伝道の苦難と教訓、人々が浮かれ踊るうち始まる地震や戦乱、やがて滅びが来る世紀末まで、これほどこの地球と人の歴史とこれから起こる将来の予言まで言及した書物はほかにはない。ほかの宗教を考えてみても、仏教もイスラム教もヒンドゥー教もゾロアスター教も儒教も、その読本に教義や戒律や事細かなしきたりは書いてあるが、歴史的ストーリーやドラマはない。まして予言などない。
そういう意味でも他宗教とは明らかに違うまことに不思議な本である。

ボヤくぞっ百姓はっ!!

Dec.24,2005

②大人が悪い
ビートタケシが悪い。
「赤信号みんなで渡れば恐くない」って何故はやらせたっ!?
おまえのせいで、いい歳した大人まで情けないことに、こどもたちが見ているときでさえ、堂々と信号無視して渡っていくようになってしまった、この日本では。堂々と自転車の右側通行はするは。無灯火は当たり前っていう風潮だは・・・そうして中学生が、高校生が、あったり前みたいに大人をマネる。そうしないほうがヘン、ぐらいな感じで。なんでも笑いを取れればいいのが~タケシ?「本当は恐い家庭の医・・」ではなくて、画面で演じるあんたたち芸能人ひとりひとりの言葉や仕草がどんなに子どもたちをダメにしてしまっているか、ってもっともっと、ヨ~ッグかんがえらっしゃいっ!

「世界のSONY」と任天堂とセガが悪い。
痛くも無い画面上で殴りあったり、殺したり、リセットして復活させたり、擬似ペット飼育で飢え死にさせたり、枯らしたり・・・何故こんなものをこどもたちに蔓延させ、金儲け金儲けって、次々よからぬソフトを開発して、中毒者に行列まで作らせて売っているっ!?警察は、覚せい剤は取り締まるが、ゲームソフトは取り締まらないのか?今時の警察も警察だ!国の税収アップ、個人の成績アップのためなら車の違反はバンバン切符切るのに、高校生の自転車マナーのわるさは見て見ぬふりか?今時のコウコーシェーはこわいがらが?自分たちも裏金なんか作ったり、同僚が犯罪犯したり、してデッカイ面してらんないし、ってが?子どもたちに示しがつかないべ~?大企業も、警察も。

シノスケおまえまで荷担してコマーシャルやってるんだが?家庭教師会社が悪い。
なんでそんなに塾がある?なんでそんなに家庭教師がいる?学校のベンキョウで充分でないのなら家で、自分で勉強スロっ!!「東北大学合格率No,1!」だっ~?もう、大学に行ってもしょうがない、8割がたが契約社員、派遣社員、フリーター時代に日本はなってしまっているのに、まだ大学進学をあおってんのか?高学歴高所得なんて時代はもうとっくに過ぎ去り、1億低所得社会に成っているのに。2割の人だけです、金持ちって言われるのは。そのヘンのぼんくらも、蛙の子も、その2割にならせるつもりですか親は?もう高学歴や年功序列なんてなくなったんだから、大学受験なんて制度自体もうやめにしませんか?少子化少子化、大学統廃合・独自色を出す生き残り・・本当に専門教育が必要なのは社会をある程度知り、自分が本当に興味のある分野が見えてくる27~8のころなのだから、それから大学に入ればいいんだ。大学も老若男女問わず無受験で人を入れればいいじゃないか、なんで入る前の関所ばかり昔と変わらぬ高さに維持してんの?塾と家庭教師協会と結託してんだが~?

動物奇想てんがいだがペットブームだが、TV製作者が悪い。
なんで日本にいない犬だったり、レッサーパンダだったり、オオクワガタだったりをさもかわいげに映し出して見せるの?それを見て子どもが親にねだり外国産の動物を飼い、オオクワガタを飼い、そして誰かは野に放つのだ。日本の生態系を壊す本当の原因を作っているのは番組製作者だって自覚はあるのか?視聴者に受ければ何でも作って見せるのか?それが商売だからか?おまえたちが子どもを故意にも知らず知らずにも変にしていることにもっと気づけよっ!!

日本人は資本主義を取り入れてから悪くなった、と最後の宮大工棟梁(故)西岡常一さんが喝破している。いまの見てくれの格好のいい洋風民家は25年しか持たないが在来工法なら200年持つ。法隆寺の解体をした時、1300年前の柱はその時まですっとまっすぐに立っていた。1300年前の飛鳥の工人がいかに木の癖をわかり、そして賢かったかがわかる、と。1300年後の表面の見てクレだけと、金儲けにしか興味の無い同じ日本人はホントーに、おかしくなってしまった。TVと新聞雑誌の見出しとはやりに、ただ流され、乗って、その日暮らしをしているだけの低レベルに成り下がった。企業も、公務員も、一般大衆も。おんなじ飛鳥の血をひきながらこの体たらく。

自分のこと・時間のこと・神様のことを考えようよ

Dec.23,2005

大人の顔をした子どもが、まだ中学生や小学生が、訳のわからない人殺しをする。
こんな異常な日本人は、おそらく日本史上初めてのことだろう。インベーダーゲームから始まる「ゲーム世代」の日本人以降の話である。

なぜだっ!?
大人が悪いのか?・・・それは当然ある。
教育が悪いのか?・・・それも大いにあると思う。
それをひっくるめて子どもたちは「世の中が悪い」と言い、
「誰でもいいから刺したくなった」と言う。

①教育が悪いのか?
政教分離は戦後、アメリカ主導の憲法改正時に、日本国が定めた。
その日本国の首相みずから、いまの小泉純一郎まで、歴代、靖国を、公人・私人・個人・身分なんてなんでもいいからって、詣でる。参拝する。2礼2拍手1礼する。英霊たちに祈る。モーニング姿で。神妙なおももちで。鈴を鳴らし、賽銭をあげる。

一方、学校では、子どもたちに、教師が「政教分離」のたてまえの上であぐらをかいて、いっさい宗教的なことを教えない。
神様・仏さま・森羅万象のやおよろずの神々さまのことを授業で取り上げることは無い。してもいけない。
個人的にも口にしない。
でも本当はなにか勘違いしている。宗教をもたない、語らない、偏らないことを、理知的な人種のスタンスだとでも言いたげに。無宗教こそ正常であるのだを信条としていますと言わんばかりに。
ワタシから言わせれば、戦後教育を受けた今現役の教師たち自身が、信仰についてあまりにも考えたことがなさすぎるのだ。タブー視しすぎて何も子どもたちに教えていないのだ、人生の意味や真理を。そして、次代を担う子どもたちを指南するには、大人として教師として、高学歴の名門を出ているはずなのに、人生たるものを語れる求道者足りえず、子どもたちにろくな精神的影響を与える身近な大人、になっていないのだ。

なぜ自分はこの世に今いるのか、何故人として生まれてきたのか、なぜこの地球なのか、なぜ日本なのか・・・人生や自身の存在が不思議に思えれば、人はおのずと求道者の入口に立っているはず(大人も子どもも)。
宇宙の今も膨張しつづけるという膨大莫大なエナジー、地球と月との衝突さえも計算し尽くし、生々滅死するサイクルをつくりだすことで「永遠」を確保した時間というシステムをこの世に据えた・・・人智なぞでは余りに計り知れない太陽系ひとつとってみても、この世を作った創造主や意思が「はじめにありき」でなければ、地球の奇跡的誕生とその上に置かれた人の奇跡的な存在自体、理論的に言い得ない、と思いあたる。
人間同士むきあい、自己中心的自我の強さや利己の強さ・みにくさ・あさましさを、自身、省みることができれば、人は謙虚さを得る。
いくら稼いでも、蔵を築いても、金はあの世には持っていけないと悟れば、人は無欲になる。
あの野原の花たちでさえ、そして大空に群舞する雀たちでさえ、働きもせず生かせれ、繁栄しているではないか、何故だ、と気づけば人はおのずとこうべを垂れるのではないのか。
一瞬一秒今生かされている自身の存在の奇跡に気づいたとき、人は見えない力を想い、畏敬するのだと思う。
それが自然な信仰の原初である、と何故、教師は教えない。

真理を探究するのが学問の究極だとすれば、おのずとそれはこの世の存在と不思議の思いに到達するはずだが。
「稼ぐ」とはなんたることかもわからずに税金からちゃんちゃんと月給を支給され、
日々子どもたちを事務的なほどに「処理」している今の学校の先生たち。
何を言っても無駄で、むなしい気もするが、
「もっと真理を追求し、一番知りたがっている子どもたちの心に示唆をあたえられる求道者に、なってくれよぉっ~!」って叫びたい。

須川橋

Dec.22,2005

「ゆとり都やまがた」というhttpを山形県はこさえている。
きのう、そのhttpに投書した。

山形市の西公園前に須川橋という橋がある。車道より十センチ高い、人ひとりがやっと歩ける歩道が左右についている。昔は山形中心部と西の田舎を結ぶりっぱな橋だったのかも知れない。しかし現代車社会になってからは、極めて古くて狭い橋になってしまった。それが、先日の大雪で歩道が除雪車の残した雪で一段と高く覆われたから、歩行者はたまんない。なにがって、足元はふらつくは、欄干は大人の腰より低くなってしまうは、テニススキー野球スポーツ万能のこのOyazでさえ、いつ15m下の赤く冷たく濁る須川に転落するかって、気がきではなかった。西公園が今年できて屋外屋内のテニスコート20面、バーベQエリアやら足湯やらもこさえたものだから、オープン当初からわんさか人が来るスポットのひとつにまでなった。中学生もクラブの練習でやってくる。近隣の住民も犬を散歩させにやってくる。そんな利用者が増す中で、須川橋からあやまって転落する人が出ては遅すぎる、と思い、若くて何かやってくれそうな新知事の斎藤弘クンにメールをした次第なのである。

それをしたのは昨日の朝だ。サラミ工場の「単純労働作業マシーン9時間拘束」から開放され、みながマイカーで帰宅する中、独りOyazはミツウマの長靴をはいた雪上の人となった。工場から自宅まで、歩いて35分くらいの道のりである。
そうして件の須川橋にさしかかる。

「たまげた!」
朝方はまだこんもり雪のあったあの歩道が、
あきらかに除雪されてあったのだ。
「Oh~っ!!やるじゃないかっ、斎藤弘っ」
て、にんまりと顔が緩み、思わず叫んでいた。

今の身の上である山形県実践農業研修生になる際も、ワタシは県に投書している。
2月に手続きをしたのに、5月になっても何の音沙汰もないなんておかしすぎっべなぁって。
そして今回が2回目の投書。
今回は斎藤弘のスピーディな対応に拍手喝采である。
おかしい、危ない、変じゃあないか、と思ったら、市民は県民は国民は声をあげる、アクションをおこさなければ何も変わらないってことをあらためて思った。そして新知事になって、確かに山形県の行政は変化してきたみたいだなあって、身近なこんな出来事のなかで感じたのである。


PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新コメント
プロフィール
HN:
Oyazar
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索