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世界を旅したあと日本で百姓に落ちついた。 こんないい田舎が残っている国が好きダナ。
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きむらちゃんと3びきの猫


函館の路面電車
                   八幡坂              
       



わくわくしながら旅立った函館の旅出発の先週から、はや1週間。

帰宅してからのヨシコは、というと以前にもまして食欲旺盛というか

腹回りがふとったというか、「しっつっこい」をヨシミに連発されながら

元気いっぱいである。


       

2008年7月11日amefuri編


函館 それから

ヨシオクラブは、ヨシコを函館に連れて行けるようにする、

という所期の目的を達成したのでいつでも解散してもいいのだが

おね~ちゃんたちがいる『東京』や、『海のキャンプ』『沖縄』

『長崎ちゃんぽん』『ソウルの焼肉もいいよね』、、、、などなど

旅行先は次々思い浮かんでくるのでそのまんま継続。


パスポートもみんな切れちゃってるはずなので、

3人とも取り直そうかな、と思う。ソウルなら近いし、

この分なら、2年に1回行っていたオーストラリアブリスベンに

行くのも遠くはないことだろう、、、、、、、さ~オヤズは

せっせとお金をためんといけなくなったぞ~!

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ハボタン種まき間近




ハボタンとは、、、、、、、、、

●ハボタンはキャベツの仲間
中心芽を結球させてこれを食用とするように改良したのが、普通のキャベツ。芽に出るわき芽を利用できるようにしたのがメキャベツ(子持ちカンラン)。つぼみを利用できるようにしたのがカリフラワーやブロッコリー。そして茎を球状に太らせ、食用したのがコールラビ-(カブキャベツ)。ハボタンは葉を観賞用に改良したもの。

●品種の変遷
ハボタンは世界の中でもわが国が最も改良が進み、多く作られている。それはヨーロッパ原産で、江戸時代末期に他の多くの園芸植物と渡来し、明治時代になってかなり広く栽培されるようになった。
特に正月用の飾りとしての需要が高まり、明治以降江戸川一帯では切花用として盛んに栽培された。それらはやがて丸葉ハボタンとして確立し、東京ハボタンまたは江戸ハボタンとも呼ばれる。一方名古屋地方でも古くから栽培され、ちりめん性のケ-ルとの交配により、葉縁が細かくちぢれたちりめんハボタンが生まれ、名古屋ハボタンととして主に鉢植えにされている。戦後、丸葉ハボタンとちりめんハボタンの交配から半ちりめんハボタンが登場し、これらは大阪ハボタンと呼ばれている。最近は品種の極めてよく揃ったF1が多く出回り、まったく新しい葉形のサンゴクジャクハボタンの誕生へとつながっている。

●アメリカでは食用として人気!
アメリカのカリフォルニアなどでは、食用として推奨され、ブロッコリーよりも栄養価が高いということで人気が上昇している。

                                       (以上、TAKII SEED NETより抜粋引用)


さて、ワタスことオヤズは、この観賞用ハボタンの鉢物栽培を始めて

今年が3年目になる。1年目は無謀にも5万鉢を作って気が狂いそう

なほど忙しかったし、手が回らずダメにしたモノも多く、反省しきりだった。

一人百姓にできる「身の丈」というものがあることを痛感した。で、去年は

3万少々に減らし、土も安い土を高い土と古い土に混ぜて、経費節約を

計って「絶対やりたかった2年目の黒字」を狙ったのだがヤッパリ赤字だ

った。自然の脅威の一つである猛暑と、小ざかしいワタシの経費節約

ブレンド土の影響で、1万鉢もダメにしてしまったのも原因の一つ。そん

な試行錯誤の2年の栽培をしてみて、3年目のワタシはこう考えている。


 もともとキャベツの仲間であり、今や種の会社は、病気に強く、品種も

そろうF1の種を販売しているのだから、あえて、花栽培専用の専用培土

などハボタンには必要ないのでないのか?最高でも一鉢100円、ひどい

と20円にまで値崩れするポットハボタンなんぞに、高い土を使う必要性が

あるか、はなはだ疑問である。で、今年はあえて古い土と畑の土だけで

栽培を試みることに決めた。これで、まともなものができないのなら、来年

からハボタン栽培は廃業する。原油高で漁業をやめてしまう漁師と気持ちは

同じである。船屋、市場、スーパー、油屋、飼料屋だけが儲かって、第一線で

苦労している漁師が赤字を抱えて憤懣やるかたない気持ち。それを百姓である

ワタシには、痛いほど、よっ~くわかる。

きむらちゃんと3びきの猫

ハボタンをとってくれろと泣く子かな啄木村)

      
ヨシコがヨシミに連れられて、シブシブ、ハウスにやってきた。

の、わりには、写真だけ見ると一生懸命、農作業に精を出しているかに

見えるが、これはほんの数分のできごと。「ガンバレ、ガンバレ、おかあさん!」

とか「ガンバレ、ガンバレ、ヨシオくん!」などというクチだけ応援団長に

はやがわりして、我々の作業を見守っていること長時間、のヨシコであった。


が、久々にこうして畑で数分でも手伝いができるまで、ヨシコは回復している。


      

2008年7月20日habotan start編


4ヶ月の難行苦行のスタート

7月20日。ハボタン栽培を教わってから4年目になるが

毎年、この日が「ハボタンの種をまく日」と教わってきた。

誰が決めた、ということではなく、おテント様、カミサマがそう

決めているらしい。この日前後に播かないと、ハボタンは

結球ウエーブをうまく描けなくなったり、発育不良になる。

キャベツ、芽キャベツもそうらしい。最適な時期、というものが

この自然界には存在している。モチロン東と西とでは少しづつ

日がずれているだろうが。


ワタシが「農業」なるものに転職してわかったことは、

いったん「種を播いた」が最後、収穫が終わるまで、一日

たりとも、もはや「休み」はないということである。土曜

日曜祭日はモチロン、盆暮れの休み、もない。百姓とは

こういうもんなんだ、とこの商売に身を置いて初めて知った。

植物の成長は、ニンゲンを待ってはくれない。てめ~の遺伝子の

命令に従って植物は着々と大きくなっていく。それが1000鉢

位の規模ならワタシ一人でも手に負えるが、何万という数が

いっぺんに同じ成長をして「水をくれ」「大きい鉢に植え替えろ」

「肥料をおくれ」などと一斉に要求を突きつけてくるので、とっても

一人では立ち行かなくなる。で、ヨシミちゃんやその友達たちの

応援が絶対に必要な時期がある。そんな中、ヨシコも戦力になって

くれれば大だすかりだが、今は「私設チアガール」どまりである。

「ガンバレ、ガンバレ、ヨシコ~!」

きむらちゃんと3びきの猫


古い土を日光消毒し再利用して始まった今年のハボタン栽培。

今のところは順調に芽を出し成長しているが

問題はこれからだろう。水耕栽培のように植物は基本的に

水と太陽さえあれば生きられるのである。だからこそあえて

今年は専用の種まき用の土も、植え換え後の専用培土も

使わない方針でスタートしている。ただ根付きが悪いことは

おそらく確実であり、こらから鉢に植え換える作業の時

今までのようにピンセットでひょいっとそっくり苗が持ち上がらない

可能性が出てくるだろうと見ている。ではどう対処するか?また

水散布の汲み上げポンプもいかれてしまっているが、どうしようか?

、、、、3年目の夏、「素人にわか百姓」の無謀なチャレンジは今年も続く。









2008年7月27日hatakenohito編


捕らぬ狸の様々なる皮算用

1年目は土代が40万円かかった。2年目は

古い土と安い土をブレンドすることで節約して半値の

20万円に抑えた。それでも決算は30万の赤字。

で、原油高騰、石油原料製品の値上げ相次ぐ今年は、

思い切って「土は一切買わない」の大方針を打ち出して

只今突っ走っている最中である。これはその筋の人に

言わせりゃ「無謀」そのものだと思う。思うが、背に腹は

変えられない。赤字を出さない農業を実現するためなら

人に嘲けられようが、笑われようがかまわない。2年目で

かなわなかった「黒字」をこの3年目はなんとしてでも達成

したいのだ。市場の値段が上がらず、トラック輸送の値は

上がるだろう。状況は年々益々厳しくなるばかりだ。だから

こそ、大胆不敵なくらいの発想がこちらには必要になってくる。

それに、考えてみれば、畑に土があるというのに百姓がわざわざ

昭和培土なんかから高い金出して土を買うこと自体

ものすご~く滑稽そのものであり、笑える絵、になっていると思える。


 

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きむらちゃんと3びきの猫


もうだいぶハボタンがおっきくなってきた。今年はショウリョウ

バッタをはじめ、イナゴ、コオロギなどをもう見かけるほどに

虫の発生が例年よりも早い気がする。うちのハボタンたちにも

既にモンシロチョウの卵が孵り、ちっちゃなイモムシが旺盛に

葉をむさぼっているし、時折バッタもうごめいている。ワタシが

農家でなく、詩人であれば、そのまんま捨て置くところなのだが、、、





2008年8月5日uetsuke haishi編


ハボタンとのおつきあい

7月20日にハボタンの種を播いてから2週間がたった。

その苗は「専用の種まき培土」を使わなかったせいで

発育がそろわず、大小ばらんばらんとなっている。が、

いいじゃあないか、キュウリもトマトも枝豆もワタシの畑の

作物たちはみんなひとつひとつ個性的なのばっかしであり

一つとして同じ大きさ、同じ格好のものなんかない。それが

自然であり、おんなじサイズ、おんなじ格好に均一にそろえたい

なんて思うのはスーパー経営者的ニンゲンの勝手な発想であり

バカげている。学校でも成績や行動が均一に育つように子供たちを

指導し、「いい子」に仕立てようとするのは、均一なる植物栽培と

そっくりであり、「スーパーに納めるためのニンゲン作り」でも

しているかのようですらある。本来の種の力、水の力、空気の力、

太陽の力、土の力を信じて、ワタシは「スーパー的植物作り」ではない

やりかたで農業を続けてみようと思う。


 



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