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世界を旅したあと日本で百姓に落ちついた。 こんないい田舎が残っている国が好きダナ。
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Family Blog
きむらちゃんと3びきの猫


3月25日、入院4週間目のヨシコとの面会日が来た。

2日前に会ったまじ顔の笑わないヨシコがその後どうしたか

気になりながら病棟にヨシミちゃんと2人で入っていく。


いつものように廊下をグルグル回り続けて歩いてくるのかと

思いきや、ヨシコは食堂にいて担当の看護婦ジュンちゃんと

久しぶりに一緒だった。ヨシコの顔には先日のこわばりはなく

いつものニコニコ顔が戻っていた。それにしてもたった2日前

会ったあのこわばりとまじ顔は何だったのか?やせてさえ

見えたその同じ人は、今はお茶をがぶ飲み、団子を食べ、

煎餅をかじっては、久しぶりのヨシミちゃんにおにぎりをねだ

っている。3度3度の食事もほぼ完食だっていうのに。

顔がだんだんお相撲さんのようになってきた。




2008年3月26日imadoki編


さかさま銀次


ヨシコの担当ナースは入院早々「ジュンちゃん」と

ヨシコに呼ばれてきた。この子の人の呼び方は人への接近術の

ひとつとでも言うべきもので、独特で妙であたたかさのあるトーンが

ある。いつの間にか父であるワタシは「ヨシオ君!」母であるわが妻は

「ヨシミちゃん!」と呼ばれる慣わしで定着してしまった。

そのうち担当の小児科の女医を「イシイちゃん!」とかなんとか

呼び始めるような気がして気が気でないが。


さて、本日の朝日新聞『女と男』という特集記事でウチダタツルと

いうトックリセーターのざっくばらんオッサン教授がいいことを

言っていたので載っけてみる、


---------いまの人が男女関係で苦しんでいるのは愛情の欠如じゃなくて

       相互の敬意の欠如じゃない?

     なんでこの人はこんなこだわりがあるのだろうと、あふれる好

   奇心と敬意をもって見つめる。理解できないけれど、いつも一緒に

   いたくて抱きしめたくなる。なぜか。自分の中にあるブラックホール

   と対応しているからですよ。

     つきあうほどに底知れぬわからない人だと互いに見えてくる。

   理解できる部分より理解できないほうが多いことに気づいていく。

   そんな何考えてるかわからない不気味な生き物と暮らせてすごいと、

   共生できる能力に感動すべきなんです。ぴたり理解して生活できる

   のが愛だと勘違いしている------------------------




ヒトもネコも一皮向けばおんなじわけのわからない不気味なエーリアン。

ネコもヒトも「猫を被って」どうにか一緒に一つ屋根の下で楽しくおかしく

ドタバタと、共に数十年生きる間柄もある。これまた何かのエニシ。

子も親も女も男もネコイヌも、わけがわからないけど、オモシロイ!
   

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