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世界を旅したあと日本で百姓に落ちついた。 こんないい田舎が残っている国が好きダナ。
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きむらちゃんと3びきの猫


数年来持ち越していた夢の企画、、、

妻のヨシミちゃんに言わせれば「いつでも連れて行くからって

言ってたくせに、新婚旅行以来一度も連れてってもらってない」

26年ぶりの企画、、、『函館ゆき』がもうすぐ、来週には実現する。

そのためのきょうは、JR企画乗車券購入のため、仙台までドライブ。







2008年6月28日sendai station編


函館大沼フリーキップ

ヨシコと外を歩く『ヨシオクラブ』が発足して3日後、

な~んとそのクラブの行き先はいきなり“函館”まで

飛躍することとなった。ま~長年旅行会社勤めで

あっちこっち旅してきたワタシだが日本全国旅した中で

何回でも行ってみたい土地が“函館”に落ち着いていた。

修学旅行を一度も経験していないヨシコに、歩いて

たずねる「班別自主研修」なるものを経験させる地として

ちょうどいい町の規模である、という理由もある。また長年

ヨシミちゃんと約束していた旅行先の一つでも昔からあった。


それに、なんといっても函館は、新鮮で安くて旨い食がいい。

寿司をはじめ、海鮮丼、イカ、ヨシミの目のないウニ、ビール、、、

食の魅力満載の“函館”である。今から、ヨシコの目移りが

想像できそうだ。


ワタシ個人は、年に2回位は修学旅行の添乗員で来ていた。

15年それが続いたから、30回か40回位はここに

来ている。でも何回も来ていても飽きがこない函館である。


モチロン、市場には一見人懐っこい表情をしていながら

実は中学生からもぼったくる性悪なバーさんだっている。

威勢のいい魚屋も裏に回れば金勘定しか頭にないなんつー

ゴーツクバリもいる。ヤクザもんもいる。そんな影の部分は

モチロン、日本全国どこに行っても、カゲ、ヒナタはあるのだが。


さ~て、7月4日はもう3人は漁火を見ながら海鮮三昧だろう。

3日で帰ってくる強行軍だが、洞爺湖サミット厳戒態勢直前

何が起こるかわからない時勢に当たるので、とっとと帰ってくるに

如くはない、、、、


さ~てどの半ズボンはいて、ビーチサンダルつっかけて

行こ~かな~

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きむらちゃんと3びきの猫


静かさや 岩にしみいる 蝉の声

本日は『ヨシオクラブ』企画第3弾“山寺奥の院の旅”を決行。

「えっ!?」とか「登らないっ!!」とか「もう疲れたっ!」とか

ネガティブなほうへすぐにくいさがろうとするヨシコを

ヨシオは鼓舞し、誤魔化し、馬のニンジンをぶら下げながら

ついに、ヨシコを山寺の長いきつい石段の頂上まで導いて

行った。本日のヨシオクラブは、その記録である。






       
仁王門を見上げる             ここが山寺奥の院『大仏殿』



2008年7月1日yamadera編


山寺をゆく

先週の火曜日から忽然と始まった感のあるヨシオクラブ。

そのクラブも2週間目に入り、ふたたび火曜日。

前の日に「あすは山寺を登る!」とヨシコに宣言してしまった

クラブオーナーは「ウソをつかない」ためになんとしても

「きょうはヨシコをできることなら山頂まで登らせたい」希望を

胸の内に秘めながら、せっせと梅干おにぎり握りつつ、

キュウリのカラシ漬けを弁当箱におさめながら、いかにして

「疲れた~」をすぐに発するヨシコを登らせようか思案していた。


クーラーボックスにヨシコ必需品の飲料水を3本セットし、

酢昆布もしのばせ、先日買ったズックを車に放り投げ、

いざっ!山寺へ>>>>>>>>>>>>>>>>


天気は最高気温29℃の予報ながら、強い日差しとは

裏腹に湿度が低く、五月のような爽やかな晴れである。

力こんにゃくの看板にひかれるヨシコの手を引きながら

山門をくぐる。いよいよ奥の院まで870段という石段

上りがスタート。ヨシコは3~4段歩いただけでもう

「疲れたっ」と口にした。その後の「もう歩けない」

「足が痛い」「おにぎり」「喉が渇いた」「ここから下る」

「二度と山寺には来ない」などなど御託の数々は推して

知るべし、、、である。そんなヨシコを何故奥の院まで

がんばらせたのか、、、、、、、、小学校にも上がらない

男の子が2人親に手をつながれながら下ってくるのに

でくわしたからか、、、子犬を連れて下ってきた人も

2人いた、、、ワンちゃんでも登ったのかとヨシコにも

思えたからか、、、上に行けば何か売っていると期待を

持っていたからなのか、、、いづれにしてもだましすかしつ

ヨシコをとうとう山寺奥の院は『大仏殿』の賽銭箱前まで

立たせた。「天晴れっ!!ヨシコっ!」ってなもんであった。

対岸の山を見下せるほどの眺め。下を見ながら

よく登ったな~ヨシコ!という一つの達成感とともに

ワタシはヨシコの肩を何度も叩きながら満足だった。

モチロン、ワタシの足には物足りなすぎたが。

「ヨシオなんかはあと30往復くらいできるねっ」って

豪語したら「えっ!」ってヨシコが驚いた顔をして見せた。

きむらちゃんと3びきの猫

東海の小島の磯の 白砂にわれ泣きぬれて 蟹とたはむる(啄木)


チャーミーグリーンCMの『八幡坂』にて 



ついに、小学校5年以来、旅行らしい旅行には縁遠くなっていた

ヨシコが本州より海を渡った。

念願の函館グルメ旅が、数十年来の夫婦の新婚旅行をトレースする

意味も重ね合わせて、実現した。


       



2008年7月4~6日hakodate編


函館の旅

ヨシオクラブのビッグイベント『函館の旅』がついに日の目を

みた。小学校も、中学校も、修学旅行を一度も経験してこなかった

ヨシコの、親子3人のささやかな“班別自主研修”である。

なにかをこの旅行で意味づけて語ってもナンセンスな気がする

ので、多くを語る旅行記にはしない。ただただ、家の外に一歩も

出れないことが長く続いたヨシコが、こうして列車を乗り継ぎ

函館までやってこれ、寿司や海鮮丼を食べ、ベイ、五稜郭、

大森海岸、臥牛山(函館山)を楽しむまでになったことに

心から拍手を送りたいだけである。

きむらちゃんと3びきの猫


函館の路面電車
                   八幡坂              
       



わくわくしながら旅立った函館の旅出発の先週から、はや1週間。

帰宅してからのヨシコは、というと以前にもまして食欲旺盛というか

腹回りがふとったというか、「しっつっこい」をヨシミに連発されながら

元気いっぱいである。


       

2008年7月11日amefuri編


函館 それから

ヨシオクラブは、ヨシコを函館に連れて行けるようにする、

という所期の目的を達成したのでいつでも解散してもいいのだが

おね~ちゃんたちがいる『東京』や、『海のキャンプ』『沖縄』

『長崎ちゃんぽん』『ソウルの焼肉もいいよね』、、、、などなど

旅行先は次々思い浮かんでくるのでそのまんま継続。


パスポートもみんな切れちゃってるはずなので、

3人とも取り直そうかな、と思う。ソウルなら近いし、

この分なら、2年に1回行っていたオーストラリアブリスベンに

行くのも遠くはないことだろう、、、、、、、さ~オヤズは

せっせとお金をためんといけなくなったぞ~!

きむらちゃんと3びきの猫

ハボタンをとってくれろと泣く子かな啄木村)

      
ヨシコがヨシミに連れられて、シブシブ、ハウスにやってきた。

の、わりには、写真だけ見ると一生懸命、農作業に精を出しているかに

見えるが、これはほんの数分のできごと。「ガンバレ、ガンバレ、おかあさん!」

とか「ガンバレ、ガンバレ、ヨシオくん!」などというクチだけ応援団長に

はやがわりして、我々の作業を見守っていること長時間、のヨシコであった。


が、久々にこうして畑で数分でも手伝いができるまで、ヨシコは回復している。


      

2008年7月20日habotan start編


4ヶ月の難行苦行のスタート

7月20日。ハボタン栽培を教わってから4年目になるが

毎年、この日が「ハボタンの種をまく日」と教わってきた。

誰が決めた、ということではなく、おテント様、カミサマがそう

決めているらしい。この日前後に播かないと、ハボタンは

結球ウエーブをうまく描けなくなったり、発育不良になる。

キャベツ、芽キャベツもそうらしい。最適な時期、というものが

この自然界には存在している。モチロン東と西とでは少しづつ

日がずれているだろうが。


ワタシが「農業」なるものに転職してわかったことは、

いったん「種を播いた」が最後、収穫が終わるまで、一日

たりとも、もはや「休み」はないということである。土曜

日曜祭日はモチロン、盆暮れの休み、もない。百姓とは

こういうもんなんだ、とこの商売に身を置いて初めて知った。

植物の成長は、ニンゲンを待ってはくれない。てめ~の遺伝子の

命令に従って植物は着々と大きくなっていく。それが1000鉢

位の規模ならワタシ一人でも手に負えるが、何万という数が

いっぺんに同じ成長をして「水をくれ」「大きい鉢に植え替えろ」

「肥料をおくれ」などと一斉に要求を突きつけてくるので、とっても

一人では立ち行かなくなる。で、ヨシミちゃんやその友達たちの

応援が絶対に必要な時期がある。そんな中、ヨシコも戦力になって

くれれば大だすかりだが、今は「私設チアガール」どまりである。

「ガンバレ、ガンバレ、ヨシコ~!」



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